２０１０年、新年のご挨拶

紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク

紀伊・環境保全＆持続性研究所
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　　２０１０年、新年のご挨拶

　会員の皆様、読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。
　本年もよろしくお願い致します。

　昨年の日本経済は、一昨年のリーマンショックを端緒とする世界同時不況から徐々に回復してきたものの、雇用情勢やデフレ傾向など、まだまだ厳しい状況にあります。また、政権交代があり、「コンクリートから人へ」、「事業仕分けによる無駄の排除」など新しい発想と手法による刷新がなされています。地域政策については、地方交付税の増額、地域の首長の声を聞くための制度改革の方向など、地域重視の姿勢が若干出てきたのではないかと思います。

　農山漁村地域においては、多くの地域で農林水産業の生産額の減少傾向、少子高齢化・過疎化、「限界集落」の増加など、問題が山積しています。しかし、一方では、地産地消、地場産物のブランド化、一次産品の加工による高付加価値化、農業の六次産業化等など、生産者の手取り収入を増加させる方向での活動が盛んになってきています。
　
　これからは、めまぐるしい農政の変化に惑わされずに、これをうまく利用しつつ、自分で、あるいは、グループで知恵を絞って、もうかる農林水産業にしていく気構えが一層大切になっていると思います。

　このような状況から、定年退職した熟年世代がボランティア精神を持って、現役時代に培った様々な経験とノーハウを活かし、役立てるべく地域振興や社会貢献に余暇を当てることが重要になっています。　

　本ネットワーク（ホームページ）は、２００６年に公開後、今年で４年目になりますが、鋭意、地域情報を充実していくとともに、地域に密着した活動形態を試行するなど、チャレンジの年にしたいと考えています。

　本年におきましても、ホームページの閲覧、ご意見・ご質問、掲載記事・写真の投稿、地域活動についてのご提案などをお待ちしています。何卒、ご支援の程をよろしくお願い致します。　（ネットワーク主宰者より）

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